チンパンジーが音楽に合わせて体を揺らしたり、頭を振ったりと、人間のようにリズムに乗る行動をすることが、京都大霊長類研究所の研究で分かった。人間が音楽を文化として楽しむ土台は、進化的に深く根ざしたものであることを示しているという。研究成果は24日、米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。
研究チームは、同研究所で飼育している大人のチンパンジー7頭に、8ビートのリズム音を聞かせて行動を観察した。すると、7頭すべてが体を揺らしたり拍手をしたり、足踏みをしたりと、リズムに合わせた運動を見せた。このうち1頭に、テンポを変えたリズム音を聴かせたところ、速さを変えた動きをしたという。
研究チームによると、10年ほ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル